自分の家は残念ながら集成材になってしまいましたが、
無垢材それも心材を使うことをお勧めします。
心材と辺材は何が違うかといえば硬さ、耐久性、腐食性、防蟻性、
すべてにおいて心材がはるかに上です。
心材は赤身と言われ、杉を例に取ると真ん中の赤い部分ですね。
辺材は白い部分で白太と呼ばれます。
いいこと尽くめですが、土台として最近は一般的な寸法の
4寸角すべてを心材なのは貴重で値段も高くなります。
次に種類ですが、ホワイトウッドはやめましょう。やわらかく、腐りやすく、シロアリも食べやすいようです。
薬剤注入しても、防蟻性は失われます。
高気密の家では薬剤の揮発も怖いのでお勧めできません。
一般的に有名なのはヒノキですね。お勧めの一つです。
ヒノキは粘り強く丈夫で腐食にも強めで値段も性能の高さの割には
リーズナブルです。比較的手に入りやすいのもポイントです。
防蟻性がより高いのはヒバ材です。腐りにくく、シロアリにも強いです。青森ヒバが有名ですが、希少で、値段も高い高級品です。節が多いので死に節がない土台に適した品質だとなかなか手に入らないのではと思います。
性能は少し劣ると思いますが、代用品として、米ヒバがあります。
節も少なく、ヒバの性能の要のヒノキオールという成分も含むそうです。
防腐性に重点をおくなら、栗があります。
腐食に強く硬く丈夫でシロアリにも強く、昔から土台として使われていました。
ただ最近はすべて心材の大きな栗が取れないので貴重になってきています。
辺材は比較的虫に弱く心材のみが最高部材です。
それと、狂いが大きく、加工が難しいところもあり、扱いが難しい木材です。
米松、レッドウットが標準な、ハウスメーカも多いと思います。
ホワイトウットよりは全然よくて、構造的な強さはあり、ヤニが多く、防腐性も
そこそこです。ただ、防蟻性はないに等しいので別の対策が要ります。
まぁ、ヒノキでも湿気がシロアリ被害がありますし、
木造の家はシロアリの被害はどんな種類でもゼロではないので、シロアリ対策は
別にしないといけないけどね。
シロアリが嫌で鉄骨の家を選択する人もいると思いますが、自分は木造が好きです。