窓の断熱が重要視されるのは壁や柱に比べて断熱性能が劣っているため、
一番性能のアップ率が高くなるからです。
で、樹脂サッシのトリプルガラスのLOW-Eガス入り、樹脂スペーサが、
良いのですが、値段も高くてなかなか、貧乏人には手が届きません。
少しずつ値引き率は上がっているみたいですが、まだまだ高いです。
そこで、我が家はアルミと樹脂の複合サッシのトリプルガラスの採用になりました。
複合サッシとは外側をアルミ、室内側を樹脂にして、値段も樹脂サッシより安くしています。
複合サッシを否定して高断熱の家では樹脂サッシ一択でアルミがあるのは話にならないと、言う方もおられるみたいですが、自分としては十分たと思ています。
性能にオーバスペックは言い訳で高性能に越したことはないのですが、
予算というものがあるので、妥協点としては、自分的にはアリだと思っています。
もちろん、住んでみないと実際は良し悪しはわかりませんが。
アルミより樹脂がいいといわれるのは、断熱性が樹脂のがよく、アルミは熱を伝え易いため、熱橋(ヒートブリッジ)による、結露があるからです。
今は、真夏なのでピントこないかもしれませんが、
外気の冷気がアルミを伝って、温かい室内の空気に触れると、室内の空気中の水分が飽和して結露になります。
結露が木材の腐りやカビの原因になるため、近年は結露対策は重要です。
で、許容範囲と判断した理由ですが、採用予定のLIXILのサーモスXのトリプルガラスは熱貫流率1.11で樹脂サッシにはもちろん劣りますが、高い断熱性能で、地域がⅤの自分の地域ではまずまずではないかと思ったことが一つ。
樹脂サッシ側の言い分としては対候性には問題なく、大丈夫と言いますが、樹脂が日の光とかにどのぐらい持つのか、不安なため、対候性がある、外側アルミを使った複合サッシがいいと思ったのが一つです。
ただ、樹脂サッシが傷むより、他の建材が傷んだり、壊れたりする方が早いのかもしれませんが。
では、結露はしないのかといえば、します。
ただし、リビングの掃き出し窓一杯に結露するとかそういうことではなく、条件次第です。ほぼしないと思います。
条件がそろうと結露すると思いますが、それも、北側の窓のに少しとかだと思います。
湿度調整と計画換気と適度な温度管理で対応できると思っています。
まぁ、条件が整えば、樹脂のトリプルガラスでも結露は起きます。
某、I工務店が採用するハニカムジェードを完全に下して使用すると結露はすぐするみたいですしね。
サーモスXを施工する際は気を付けないといけないことが、あります。
工務店側がこれを怠ると熱橋と結露になる可能性があり、大変なので、出来れば施主側からも念押しの確認をした方がいいです。
サーモスXはサッシの上下の部分は、サーマルブレイク機構といって、アルミの外側と内側の枠の間に樹脂材を挟んで熱橋を抑えています。
しかし、左右にはないのです。
これでは、外の温度を中に伝えてしまいます。
LIXILに問い合わせたのですが、それ用の専用建材は出ていません。
施工側でスプレー式のウレタンフォームなので断熱するしかありません。
窓枠の気密保持も含めて断熱してもらうようにしましょう。
吹き付け断熱の場合は窓枠の養生の仕方に気を付けてもらうようにしましょう。
写真の柱と化粧の窓枠の間の断熱材が細く埋まっている部分ですね。
その奥はアルミのふちがあると思います。