玄関についてです。
従来の家の断熱で、一番悪かったのが窓でしたが、
最近の高断熱高気密志向で、複層のlow-eガラスが普及してきたので
大分マシになってきました。
それでもまだ値段の面もあってトリプルガラスが普及してるとはいいがたいと思います。
で、窓の断熱を高めても大きな開口がまだあります。
そうです、玄関です。
玄関ドアの断熱性能は窓以上に欧州より遅れているみたいです。
なので、こだわる人は輸入の木製ドアにするみたいです。
断熱も高く、おしゃれなのですが、メンテが大変とか、日本のドアのように、
電子錠がないので防犯面とか開閉の便利さが欠点です。
日本のメーカで高性能玄関ドアはまず
YKKのイノベストD70 熱貫通率0.90
YKKのイノベストD50 熱貫通率0.95~1.56
電子鍵付きだしお勧めです。
LIXILの一番性能のいいのは
グランデル 熱貫通率1.75とYKKにだいぶ負けています。
普通のアルミドアからすれば十分高いのですがね。
なので、MHのLIXILしばりにより(YKKも採用できると思いますが、値引き率で)
我が家はLIXILのグランデルを採用します。
玄関の断熱で気をつけることが、もう一つあります。
玄関土間の断熱です。
基礎断熱にした場合基本的に外周まわりをL字に断熱材で覆います。
外周だけで、真ん中はコンクリートむき出しですね。
全面覆えばもっといいのでは?と疑問に思うかもしれませんが、全面だと費用と効果のバランス的に効率が悪いのだと思います。
それと、基礎コンクリートは打設してから一年以上湿気を放出しつつげます。
湿気を逃がすためにも全面はお勧めしません。
地熱を利用するためとかいう理由もあるみたいです。
その他シロアリのリスクが基礎断熱にはあるのでこの点もあります。
その他いろいろあると思いますが、いまのところの基礎断熱の主流は
外周まわりの内側をL字に断熱材で覆うです。
で、玄関や勝手口に内土間がある場合、土間を断熱材ですべて埋めないと、
土間から冷気が上がってきて寒いという話です。
こんな感じですね。
ただ基礎断熱工法ではこれがいいとなってますが、完全にはお勧めできません。
シロアリのリスクが高いからです。
玄関はシロアリの侵入経路の一つなので防蟻の面からはリスクが高いです。
断熱材を防蟻入りのにするとかの対策がいるかもしれません。
前途のように湿気の逃げも内玄関の中になくなるのもあります。
我が家は土間の底冷えを嫌って土間の断熱を採用してます。
防蟻入りの断熱材にしたかったけど予算と環境の面から断熱しました。
あと、玄関周りは基礎パッキンの種類に気をつけないといけないのですが、
その辺の説明は難しくてうまく説明できません。