窓が結露することは、皆さんも体験していて知っていると思いますが、
壁の中でも結露が起きます。
当然、壁の中の結露は普通見えませんが、ほっておくと、壁の中で、
カビが発生したり、断熱材が縮んだりして、断熱性能がおちたり、
柱などが腐ったりして、手遅れになります。
対策として、壁内に湿気をなるべく入れないこと、壁内の空気を動かして、湿気を排出する、などです。
で、最近の家は外壁通気工法を壁内結露の対策として、標準化している、
ところが増えています。
これは、外壁と断熱材との間に空気の層をつくり、対流さして、空気を動かし、湿気を排出する仕組みです。
一般には室内側は防湿シートを張って室内の湿気を壁内に入れないようにします。
全体的なイメージはこんな感じです。
ただ、施工について何点か気を付けない点があります。
毎度のことながら、MHが正しい知識と管理をしていれば心配することではないのですが、施主として、ちゃんと施工するかの、チェックはすべきです。
後で出来てなかった時に泣くのは自分なのですからね。
まず、通気口は外壁の下側や軒下になるのですが、当然、通気口が開いてます。
ちゃんと、虫などが入らないようにスリット状になっています。
軒裏の部分は開口が大きいとネズミや最近だとアライグマやハクビシンの住処になってしまうようです。
スリット状になっているといっても、結構大きくて、シロアリは侵入できる開口です。
シロアリより目の細かい網を付けたいところですが、そこまでしているのはめずらしいみたいです。工賃もかかりますしね。
ただ、シロアリの侵入経路の可能性があることを覚えておいてください。
ヤマトシロアリやイエシロアリは地中から蟻道を作るので基礎の立ち上がりを定期的に見回って、蟻道が無いか確認すべきです。
アメリカシロアリに関しては飛んでくるので特定は難しいですが、軒下からの侵入が、
確率高いように思うので、軒下内を点検または軒下に粉などが落ちていないか、見て回ることが大切です。
あくまで、自分の考えなので、多少気に留めておいてください。
基礎から見上げた感じです。
長くなったのでまた、今度、続き書きます。