なるべく住みやす家を作りたいなぁ

自分なりに高断熱高気密で高性能で住みやすい家を建てるための記録ブログです。

壁内結露について、その2

 

壁内結露について、続きです。

壁内結露対策として、外壁側の通気工法あるのですが、気を付けないといけない

ポイントですね。

外壁、サイディングなどの内側に胴縁という部材があるのですが、

その施工にも気を配ってください。

胴縁の役目は透湿防水シートを押さえると共に、外壁の取り付け下地になります。

 

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一般的な壁の構造はこんな感じなのですが、

通気層なある胴縁の施工の仕方によっては、通気層が遮断され、意味をなさなく

なるので気を付けましょう。

胴縁はサイディングなどが縦張りか横張りかで変わってきますが、同じように、気を付けましょう。

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こんな感じですね。

現場監督などに、念押しの確認をした方がいいと思います。

 

あと、いい画像が拾えなかったので、上手く伝わらないかもしれませんが、

壁と屋根の交わる所の防水や気密に気を付けないと、雨漏れや気密漏れになります。

最近は軒の出が少ないので特に気を付けましょう。

軒の出大きいと問題ないのですが、少ないと、垂直に降る雨は大丈夫でも、

風によって巻き込む雨水によって軒の通気口から、雨が侵入する可能性があります。

防水シートがあるため多少の吹込みは大丈夫なのですが、防水シートが軒と水平位置より高くまでないと、カビなどの発生になります。

シートが屋根近くまであれば断熱材や屋根裏えの侵入を防げて、雨が上がれば、

通気層の空気の流れで乾きます。

 

今は対策されてないと思いますが、胴縁を防腐材や防蟻材を塗った、又は染み込ませた胴縁は注意が必要です。

防蟻材には木材に染み込み易いように、界面活性剤が普通入っています。

これが、防水シートの撥水効果を低下させてしまうのです。

胴縁は防腐材付きが外せないビルターも多くあるでしょうから

防腐材を無しにするのは難しい、ではどうするかというと、

まず、これですね。

www.s-housing.jp

有名な透湿防水シートのタイベックスシルバー

でもお高いので予算と相談です。

あとは、胴縁を濡らさないことです。

胴縁が乾いていれば、それほど低下しないと思います。

雨がかかって濡れたりすると界面活性剤が染み出すので、湿気が多くても

染み出る気がするけど、多分評価は10年、20年後じゃないと出ないし、

今のところ、これ以上の対策製品は出そうにないので、様子見なんでしょうね。

まぁ、過敏になりすぎてもキリがないので、気に留めてもらえばいいかな。

 

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